
初期のベスト版
音質だとか録音に多少難はあるものの、初期〜黄金期のクィーンファンには忘れがたい一枚でしょう。選曲もオペラ座の夜までのベスト盤として楽しめると思います。映像メディアとは違う、耳を傾けてライブを楽しむ一枚。

臨場感と感動
若い頃からライヴ録音好きの私は28年前になけなしの金をはたいてQueenLiveKillersのレコード盤を買いました。個人的には当時買ったKISSのライヴアルバムと質的に遜色無いものだったと思います。ライヴ盤は二度と戻らないときと臨場感を味わうもの。会場に足を運んだことのある人なら、少なからずわかるものだと思います。音質や録音状況に拘るならスタジオ録音をどうぞ。ライヴ好きの人なら買って損はない一枚かと思います。

なかなかよいです
78年11月に7作目のアルバム"Jazz"をリリースした後に行われた79年1-3月のツアーで録音された音源です。同年6月26日にクイーン初のライブ・アルバムとしてリリースされました。海賊盤が出回っていたため作ったなどとも言われていますが、本人たちにとって70年代を総括するよい時期であったのも確かでしょう。実際、ライブ再現不可能であった多重録音が中心であった初期のクイーン作品群〜やや小規模なバンドで演奏できる曲になりつつあった"NewsOfTheWorld"-"Jazz"までをサポート・メンバーなしの4人の演奏で聴けるのは大変興味深いところと思います。また22曲・90分以上とヴォリュームたっぷりですが、ヒット曲が多いので飽きません。
で、内容ですが、やはり非常によいとは言い難いです。バンドの演奏に特に問題なく、またフレディ・マーキュリーの安定感は流石と思いますが、それでも重厚なスタジオ録音に慣れた耳で聴くとちょっと厳しいです。"BohemianRhapsody"の中間部でテープを使うのもやむを得ないでしょう。しかし例えば同時代の10c.c.は「どこからテープでどこから演奏か判別不能」なほど巧みにテープを織り交ぜていました。あんな風にもう少し何とかならなかったのか?とは思います。
3曲目は、放送禁止用語などにかぶせるピー音が入ってます。"Thisisasongabout・・・.WecallhimDeathOnTwoLegs."と言っているようです。曲は裁判にもなったクイーンのマネージャーを守銭奴として告発した極めて悪意ある歌ですが、おそらくその辺のコメントをしたのでしょうね。
なおこの紙ジャケは2001年のマスターを使用、紙ジャケの出来もよく、中の紙袋まで再現されていてます。

スタジオ録音とライブとのギャップが・・・
その昔、MTVで見た「ボヘミアン・ラプソディ」のビデオクリップにカルチャーショックを受けてしまった私にしてみれば、彼らのオペラチックで重厚なハーモニーというのは、まさに多重録音によるレコーディング技術による賜物であるということに気付かされ、大変ショックを受けた一枚です。
ここ最近、ドラマの主題歌やらCMの起用などで、クイーンの音楽は大活躍中ですが、そんなドラマの主題歌やTVCMでクイーンのファンになってしまった若い人たちにしてみれば、スタジオ録音とライブとのギャップに驚かされる一枚かもしれません。

そうかなあ・・・・
皆さんの評価は今ひとつですが、私はかなり大好きなアルバムです。
確かに音は良いとはいえませんし、ボヘミアンラプソディは、今一と感じる人も多いかも。でも、フレディが在命中にQUEENのライブに行った事がある方ならおわかりだと思いますが、この曲はライブではこんなもんだと思うのですが・・・。オペラ風のところはそもそもライブでは再現できないので、演奏(コーラス)はしていないのです。本当のライブでも。
それより、スプレッドユアウィングスのフレディの歌のうまさや、ブライアンメイのギターバッキングの華麗さが感動です。ドントストップミーナウはスタジオテイクより、このライブ版の方がずっと好きです。中でも、ラブオブマイライフは傑作です。ブライアンメイのこのアコースティックギター版のラブオブマイライフは定番といっても良いと思いますが、このテイクが最高だと思っています。