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Anthraxといえば、当時いたスラッシュ勢の中でも異彩を放っていて、クールな姿勢は保ちつつ、多様なジャンルを混ぜる事も出来る柔軟なバンドでした。その彼らの多様な音楽性を知るのにもうってつけなレアトラック集です。必聴なのは、パブリックエネミーと共演したM2BringTheNoise。ミクスチャーの原型とも呼ばれている曲であり、最高にクールです。さらに他にも、Liveやカバー曲も入っており、お得感から見ても非常に良いです。これを聞かずにAnthraxを語ってはいけません。ぜひ一回はどうぞ。

アンスラックスの本質!かな?
アンスラックスが、というよりスラッシュメタル界が今後の方向性を模索し出した時期にアンスラックスが出した答えがこのアルバムだと思う。
ヒップホップとの融合など、まだミクスチャーと言う言葉がない時にこの大物スラシュバンドが見せつけた、前進するんだ(生き残り策?)、という意志表示を見ることができたし、何と言っても、カッコよかった!
未だに色あせない内容ではないか。
でも企画モンだから、アルバムとしてはお祭り的かな。
ジャケがまたかっこいいよね!

「やってる事は凄いです」
このアルバムは、過去のシングルB面曲や、カヴァー曲を集めた企画モンなのだが、結構内容が濃いので、私はお気に入りの一つにしている。相変わらずドラムのリズムワークとギターのザクザク感には骨抜きにされるが、特に注目するのはGtのスコット・イアンとDrのチャーリー・ベナンテがもう一つ所属しているバンドS.O.Dのカヴァー①の「ミルク」だが、素晴らしく速い展開に圧倒されるだろうし、②はパブリック・エネミーのカヴァー「ブリング・ザ・ノイズ」で、この当時でヘヴィさとラップを共有した音を作るのは珍しいし、KISSのカヴァー⑧「パラサイト」と、ベンチャーズの超有名曲⑨「パイプライン」は正直、元曲よりメチャクチャカッコイイ。「パイプライン」は元曲を知っていたら多分これを聞いてはあまりのカッコ良さにニヤけてしまうだろう。とにかく、企画モンにしては聞き応え十分であるので、興味のある方は是非いかが?

スラッシュメタル、かっとびメタル
1981年ニューヨークにて結成。これはあきらかに彼等のピークの一角をなす一枚。アンスラックスは一言ではかたずけられないものを持っています。それは=多様性=雑食性=であります。具体的には、基本的には極悪スピード+ざっくりスラッシュこみのハードコアパンクパワー炸裂なのですが、その狂暴性や野獣性のほかに、『ユーモア感覚』『社会性』をきらりと持っています。なぜならこのアルバムの中ではカントリー、サーフィンミュージックを処理して、歌詞検閲機関に対してきちんとプロテストしている楽曲を歌っております。アングリーな態度を持ちつつも頭はクールでエンターテイメント性を忘れない頭のよいバンドだと思われます。ライブ音源2曲、プラス、KISS/DISCHARGE/TRUSTのカバーもやってます。以上のような多様性が許容できるかどうかがこのアルバムのチョイスのカギとなると思われます。ばかのようなふりして実際そうでないやつに要注意です。カタルシスを求めるユーザーには最適かも。ヒップホップとのブレンド作業をも着手している面も特筆すべき点であります。ラップにもチャレンジしております。10点中8点

オルタナティブ、ミクスチャーの先駆者
スラッシュ4天王と語られることの多い彼らであるが、硬派なHR/HMリスナーをよそに、今作ではHIPHOPとメタルの融合、敬愛するNYハードコアバンドのカヴァー、スラッシュ風ベンチャーズ、コミカルなカントリーフレイバー等、後のミクスチャー、オルタナ、モダンへヴィネスの原型ともいえるスタイルを確立している。黒Tシャツにブルージーンズというダサダサファッション・メタルには無い知的なストリートセンスを感じます。